こちらのページでは当院の治療例をご紹介しております。

手術時の写真が含まれますのでご了承ください。

歯科・口腔外科疾患<歯周病>

犬猫ともに歯科疾患の中では最も多くみられます。歯周病は歯周病原性細菌が歯周組織(歯肉、歯槽骨、歯根膜、セメント質=歯を支える組織)に感染することで炎症を起こす口腔感染症で、進行すると組織が崩壊し、歯が脱落する怖い病気です。歯周病の発症には多くの菌が関与しており、進行すると口腔内だけではなく血流を介して全身へ波及し、心臓、肝臓、腎臓などの臓器に悪影響を及ぼすことが知られています。そこまで歯周病を進行させないよう、早めの治療が重要です。また、自宅での普段からの歯のお手入れも大切になってきます。

治療例 トイ・プードル 7才 ♂(未去勢)

最近口臭がひどく、痛みで硬いものを食べられなくなった、とのことで来院。口腔内検査で重度歯周病と診断、歯科処置を実施しました。

術前口腔内の写真(1) 術前口腔内の写真(2) 術前口腔内の写真(3) 術前口腔内の写真(4) 術前口腔内の写真(5) 術前口腔内の写真(6)

術前の口腔内所見です。周囲の歯槽骨が溶けることによって歯肉の後退、歯周ポケットがみられ、膿が排出されています。

上顎歯のX線写真(1) 上顎歯のX線写真(2)

上顎歯のX線です。

下顎歯のX線写真(1) 下顎歯のX線写真(2)

下顎歯のX線です。

歯を支える歯槽骨が溶けてなくなっているのがわかります(矢印)。この場合、歯を残すことは難しくなります。

抜歯と縫合の写真(1) 抜歯と縫合の写真(2) 抜歯と縫合の写真(3)

歯周病の進行した歯(約30本)を抜歯し、歯肉粘膜フラップを形成して縫合しました。

約6週間後の口腔内所見の写真(1) 約6週間後の口腔内所見の写真(2)

約6週間後の所見です。縫合面は裂開することもなく、綺麗についていました。

食餌も痛みなくできるようになりました。

喜ぶのはまだ早いです。

歯周病治療は1回処置して終わりではありません。

この後も定期的な検診、処置が必要になります。

皮膚疾患

動物病院の診察で最も多いのが皮膚病です。様々な原因で皮膚病は起こりますが、多いのは感染症、アレルギー、ホルモントラブルでの皮膚病です。原因が複数関係してくると、症状が重症化したり、治療が長期化したり複雑化したりすることもあります。


皮膚病の主な症状は、発疹・痒み・赤み・黒ずみ・フケ・べたつき・脱毛・イボなどです。いずれも私たちにとても身近に感じられる症状ばかりで、皮膚病はしばしば軽視されがちで、治療開始が遅れることがあります。犬猫の皮膚の仕組みは細かい部分で人間と異なります。また、日本で人気のトイプードルやダックスフントといった品種はヨーロッパで品種改良されてきたため、そもそも日本の高温多湿な気候が適さないとった問題もあります。主な生活場所はどこか、日頃何を食べているか、どのようなスキンケアを行っているかといった、お世話の仕方も皮膚病に深く関わります。

このように皮膚病には様々な要因が関係してくるので、それらをすべて聴取するために問診に30分以上かけることもあります。


皮膚病の治療方法としては、原因治療のほかに、対症治療として内服薬・外用薬・シャンプー療法・フード療法・サプリメント療法などを適正に効果的に使い分けて、皮膚の機能を高めていく方法があります。このとき飼主様の頑張りも治療成果に大きく関わってきます。幸い、すんなり治ることもあれば、残念ながら難治性で完治に至らないこともあります。その場合は治療内容を再評価して治療方針を変更したり、できる限りの症状緩和を目標にしたりすることもあります。

症例① 犬アトピー性皮膚炎と細菌二次感染よる外耳の肥厚・鱗屑

症例①の写真

症例② 性ホルモンのトラブルと細菌二次感染による腰背部の脱毛・赤み・黒色化

症例②の写真

症例③ 食物アレルギーとニキビダニ感染による四肢端の脱毛・黒色化・苔癬化

症例③の治療前の写真
治療前
症例③の治療後3週間の写真
治療後3週間

症例④ 副腎皮質ホルモンのトラブルによる腰背部の脱毛・黒色化

症例④の治療前の写真
治療前
症例④の治療後3週間の写真
治療後3週間
症例④の治療後3か月の写真
治療後3か月

治療例

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