予防について

狂犬病

狂犬病ウイルスによる人畜共通感染症です。狂犬病予防法が施行され、現在日本では狂犬病の発生はありませんが、日本の周辺国を含む多くの地域では狂犬病が発生しているのが現状です。日本は常に狂犬病の侵入に脅かされています。生後91日齢以降のワンちゃんは狂犬病の予防注射と登録が法律で義務付けられています。飼い犬の登録および狂犬病予防接種を確実に行うことが大切です。

毎年、自治体での集合注射または動物病院で接種します。

混合ワクチン

年1回のワクチン接種で、様々な伝染病からワンちゃん、猫ちゃんを守ります。

仔犬、仔猫
生後16週齢までの間に、3~4週間隔で3回接種します。
成犬、成猫
年1回

当院では以下のワクチンを取り扱っております。

8種混合ワクチン、6種混合ワクチン
5種混合ワクチン、3種混合ワクチン

接種時期、接種回数、ワクチンの種類については、ご相談下さい。生活環境やワクチンアレルギーの有無などを考慮し、ワクチンの種類を選びます。

フィラリア症(犬糸状虫症)

心臓に細長い糸状の虫が寄生する病気です。蚊が媒介し、吸血することで感染します。犬ではフィラリアに感染しても数年間は症状は出ません。感染すると咳や運動不耐、貧血など様々な悪影響を及ぼします。治療が遅れると命を落とすことも多い病気です。また、これまでは犬の病気とされていましたが、最近では猫への感染も報告されており、突然死の原因になることもある怖い病気です。


フィラリア症は予防できる病気です。一般的に、外にいる時に刺されやすいですが、室内飼育でも感染リスクが低いわけではありません。室内の場合、室温が外より高いので、蚊の吸血期間が長くなります。

月1回の飲み薬、又は年1回の注射
月1回のスポット剤(皮膚に滴下するタイプ)

で予防することができます。

ノミ、マダニ

皮膚に寄生して皮膚病を引き起こしますが、皮膚病以外にも様々な病気を媒介します。マダニから人へ感染する※重症熱性血小板減少症(SFTS)という病気があり、注意が必要です。

※SFTSウイルスに感染することで、引き起こされる病気です。現在特効薬やワクチンはなく、重症化すると死亡することがあります。マダニはSFTSウイルスを媒介することが知られています。

月1回の飲み薬、又はスポット剤(皮膚に滴下するタイプ)
月1回のスポット剤(皮膚に滴下するタイプ)

で予防することができます。

去勢・避妊手術について

手術のメリット

妊娠や出産を防ぐ。発情に伴う問題行動やケンカ(とくに猫)の予防。

オス
精巣腫瘍、前立腺肥大、肛門周囲腺由来腫瘍などの予防
メス
子宮蓄膿症、乳腺腫瘍などの予防

手術の時期

犬猫共に、全てのワクチンが終了し、初回発情前の生後6ヶ月齢前後が目安です。

基本的には高齢になっても手術は可能ですが、早期に避妊手術をすることで雌犬の場合は乳腺腫瘍の発生率が低くなります。

手術について

オスは精巣摘出、メスは卵巣および子宮の摘出をします。

手術前には安全に麻酔がかけられるかどうか判断するために、手術の約1週間前に必ず術前検査を実施しております。

  1. 診察

    体調・体格のチェックなどを行います。診察後、術前検査・手術の予約をお取りください。

  2. 術前検査

    朝9時頃にお預かりします。お迎えは時間は検査内容により異なりますが夕方のことが多いです。

  3. 手術

    犬猫共に、去勢手術は当日夕方お迎え、避妊手術は一泊入院が必要です。

    手術方法、年齢、術後の体調などにより入院期間は異なります。

  4. 術後の診察

    手術後約1週間で傷のチェックをします。

  5. 抜糸

    抜糸は術後約2週間を予定していますが、治癒状況により遅くなることもあります。

    ※猫の去勢では抜糸の必要はありません。

※手術および術前検査は予約が必要です。予約は早く埋まってしまうことが多いので約2週間~1ヶ月前には予約をお取りください。

※術前検査の結果により、手術は延期または中止になることがあります。

※術前検査は通常は診察・胸部レントゲン検査・血液検査を行いますが、検査結果により追加検査を行うことがあります。また、年齢や手術内容により、検査内容は異なります。

※1年以内の混合ワクチン接種が必要です。当院以外で接種されている場合は、ワクチン証明書を持参してください。